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こいんせんせいのへきにしょす書湖陰先生壁

王安石|北宋|七言絶句

茅簷長掃浄無苔
花木成畦手自栽
一水護田将緑繞
両山排闥送青来
詩

※日本で一般に読まれている本文によります。

書き下し文

茅簷ぼうえん 長つねに掃ひて浄くして苔無し

花木 畦を成して手自てずから栽う

一水 田を護りて緑を将もって繞めぐり

両山 闥たつを排して青を送り来たる

現代語訳

茅葺きの軒先はいつも掃かれて苔ひとつない。花や木は畝をなし、主人が手ずから植えたもの。一筋の川が田を守るように緑をめぐらし、二つの山が戸を押しあけて青さを送りこんでくる。

原文と書き下し文の対照

茅簷長掃浄無苔 ― 茅簷 長に掃ひて浄くして苔無し
花木成畦手自栽 ― 花木 畦を成して手自ら栽う
一水護田将緑繞 ― 一水 田を護りて緑を将て繞り
両山排闥送青来 ― 両山 闥を排して青を送り来たる

鑑賞

茅葺きの軒先はいつも掃かれて苔ひとつない。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。

日本で親しまれる理由

「両山排闥送青来」。山が戸をあけて、青を届けてくれる。

語句

茅簷
「茅簷」——詩の情景を支える語
手自
「手自」——詩の情景を支える語

作者

王安石の生涯と作品一覧は作者ページへ。

作られた背景

王安石(北宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。

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