がびちょう画眉鳥
百囀千声随意移
山花紅紫樹高低
始知鎖向金籠聴
不及林間自在啼
山花紅紫樹高低
始知鎖向金籠聴
不及林間自在啼
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
百囀千声 意に随ひて移り
山花紅紫 樹高低
始めて知る 金籠に鎖して聴くは
林間に自在に啼くに及ばざるを
現代語訳
さまざまにさえずる声は気ままに移ろい、山の花は紅や紫、木々は高く低く。はじめてわかった、金の籠に閉じこめて聞く声は、林の中で自由に鳴く声にはかなわないと。
原文と書き下し文の対照
百囀千声随意移 ― 百囀千声 意に随ひて移り
山花紅紫樹高低 ― 山花紅紫 樹高低
始知鎖向金籠聴 ― 始めて知る 金籠に鎖して聴くは
不及林間自在啼 ― 林間に自在に啼くに及ばざるを
鑑賞
さまざまにさえずる声は気ままに移ろい、山の花は紅や紫、木々は高く低く。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「不及林間自在啼」。自由に歌う声が、いちばん美しい。
語句
- 百囀
- 「百囀」——詩の情景を支える語
- 千声
- 「千声」——詩の情景を支える語
- 随意
- 「随意」——詩の情景を支える語
作者
欧陽脩の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
欧陽脩(北宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。