ほうらくていゆうしゅん豊楽亭遊春
緑樹交加山鳥啼
晴風蕩漾落花飛
鳥歌花舞太守酔
明日酒醒春已帰
晴風蕩漾落花飛
鳥歌花舞太守酔
明日酒醒春已帰
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
緑樹 交加して山鳥啼き
晴風 蕩漾として落花飛ぶ
鳥歌ひ花舞ひて太守酔ふ
明日 酒醒むれば春已に帰らん
現代語訳
緑の木々が枝を交わし、山鳥がさえずる。晴れた日の風がゆらゆらと吹いて花びらが舞う。鳥は歌い花は舞い、太守は酔う。明日酔いがさめるころには、春はもう去っているだろう。
原文と書き下し文の対照
緑樹交加山鳥啼 ― 緑樹 交加して山鳥啼き
晴風蕩漾落花飛 ― 晴風 蕩漾として落花飛ぶ
鳥歌花舞太守酔 ― 鳥歌ひ花舞ひて太守酔ふ
明日酒醒春已帰 ― 明日 酒醒むれば春已に帰らん
鑑賞
緑の木々が枝を交わし、山鳥がさえずる。読み終えても、鳥は歌い花は舞う。今日の春を楽しもうという感触が残ります。
日本で親しまれる理由
「明日酒醒春已帰」。鳥は歌い花は舞う。今日の春を楽しもう。
語句
- 交加
- 「交加」——詩の情景を支える語
- 蕩漾
- 「蕩漾」——詩の情景を支える語
作者
欧陽脩の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
欧陽脩(北宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。