ろうとうさ浪淘沙
千淘万漉雖辛苦
吹尽狂沙始到金
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
千淘万漉 辛苦なりと雖も
狂沙を吹き尽くして始めて金に到る
現代語訳
千淘万漉の辛苦でも——狂砂を吹き尽くしてはじめて金に至る。
原文と書き下し文の対照
千淘万漉雖辛苦 ― 千淘万漉 辛苦なりと雖も
吹尽狂沙始到金 ― 狂沙を吹き尽くして始めて金に到る
鑑賞
何度も淘って漉しても苦しいが、狂った砂を吹き尽くしたあと、はじめて金に至る——浪淘沙の一節は、試練の先の本質を信じる言葉として読まれます。
日本で親しまれる理由
「千淘万漉雖辛苦、吹尽狂沙始到金」
語句
- 浪淘沙
- 詞/詩題。浪が砂を淘つ
- 千淘万漉
- 何度も淘い、漉すこと
作者
劉禹錫の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
劉禹錫「浪淘沙」より。苦難の末に真価が現れる比喩。