とうやどくしょしてしいつにしめす冬夜読書示子聿
古人学問無遺力
少壮工夫老始成
紙上得来終覚浅
絶知此事要躬行
少壮工夫老始成
紙上得来終覚浅
絶知此事要躬行
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
古人の学問 遺力無し
少壮の工夫 老いて始めて成る
紙上に得来たるは終に浅きを覚ゆ
絶えて知る 此の事 躬行を要するを
現代語訳
昔の人は学問に全力をそそいだ。若いころの努力が年をとってようやく実を結ぶ。紙の上で得たものはどうしても浅い。本当に身につけるには自分でやってみることだ。
原文と書き下し文の対照
古人学問無遺力 ― 古人の学問 遺力無し
少壮工夫老始成 ― 少壮の工夫 老いて始めて成る
紙上得来終覚浅 ― 紙上に得来たるは終に浅きを覚ゆ
絶知此事要躬行 ― 絶えて知る 此の事 躬行を要するを
鑑賞
昔の人は学問に全力をそそいだ。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「絶知此事要躬行」。読んで知るより、やってみてわかること。
語句
- 躬行
- 「躬行」——詩の情景を支える語
- 古人
- 「古人」——詩の情景を支える語
- 学問
- 「学問」——詩の情景を支える語
作者
陸游の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
陸游(南宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。