てんぽう天保
如月之恒
如日之升
如南山之寿
不騫不崩
如松柏之茂
無不爾或承
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
月の恒なるが如く
日の升るが如く
南山の寿の如く
騫けず崩れず
松柏の茂るが如く
爾を承けざる或る無し
現代語訳
満ちていく月のように、昇っていく日のように。南山のように長く、欠けも崩れもなく。松柏のように茂り、すべてがあなたに受け継がれていきますように。
原文と書き下し文の対照
如月之恒 ― 月の恒なるが如く
如日之升 ― 日の升るが如く
如南山之寿 ― 南山の寿の如く
不騫不崩 ― 騫けず崩れず
如松柏之茂 ― 松柏の茂るが如く
無不爾或承 ― 爾を承けざる或る無し
鑑賞
満ちていく月のように、昇っていく日のように。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「無不爾或承」。昇る日のように、満ちる月のように。
語句
- 如月
- 「如月」——詩の情景を支える語
- 之恒
- 「之恒」——詩の情景を支える語
- 如日
- 「如日」——詩の情景を支える語
作者
詩経の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
『詩経』所収。周代に歌い継がれた四言の古典。