ろくめい鹿鳴
呦呦鹿鳴
食野之苹
我有嘉賓
鼓瑟吹笙
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
呦呦と鹿鳴き
野の苹を食む
我に嘉賓有り
瑟を鼓し笙を吹かん
現代語訳
ユウユウと鹿が鳴き、野のよもぎを食む。わたしのもとにすばらしいお客さまがいらした。琴を弾き、笙を吹いておもてなししよう。
原文と書き下し文の対照
呦呦鹿鳴 ― 呦呦と鹿鳴き
食野之苹 ― 野の苹を食む
我有嘉賓 ― 我に嘉賓有り
鼓瑟吹笙 ― 瑟を鼓し笙を吹かん
鑑賞
ユウユウと鹿が鳴き、野のよもぎを食む。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「鼓瑟吹笙」。大切なお客さまを、音楽で迎える日。
語句
- 呦呦
- 「呦呦」——詩の情景を支える語
- 鹿鳴
- 「鹿鳴」——詩の情景を支える語
- 食野
- 「食野」——詩の情景を支える語
作者
詩経の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
『詩経』所収。周代に歌い継がれた四言の古典。