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うめ梅

王淇|南宋|七言絶句

不受塵埃半点侵
竹籬茅舎自甘心
只因誤識林和靖
惹得詩人説到今
詩

※日本で一般に読まれている本文によります。

書き下し文

塵埃の半点も侵すを受けず

竹籬茅舎 自ら甘心す

只だ誤りて林和靖を識るに因りて

詩人を惹き得て説きて今に到る

現代語訳

ほんの少しの塵も寄せつけず、竹垣と茅葺きの家で満ち足りている。ただうっかり林和靖と知り合ったばかりに、今に至るまで詩人たちにあれこれ詠まれることになった。

原文と書き下し文の対照

不受塵埃半点侵 ― 塵埃の半点も侵すを受けず
竹籬茅舎自甘心 ― 竹籬茅舎 自ら甘心す
只因誤識林和靖 ― 只だ誤りて林和靖を識るに因りて
惹得詩人説到今 ― 詩人を惹き得て説きて今に到る

鑑賞

ほんの少しの塵も寄せつけず、竹垣と茅葺きの家で満ち足りている。日常の一コマが、そのまま詩になっています。

日本で親しまれる理由

「惹得詩人説到今」。清らかなままで、ずっと愛され続ける。

語句

不受
「不受」——詩の情景を支える語
塵埃
「塵埃」——詩の情景を支える語
半点
「半点」——詩の情景を支える語

作者

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作られた背景

王淇(南宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。

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