やにくしてさんじにとまる夜宿山寺
危楼高百尺
手可摘星辰
不敢高声語
恐驚天上人
手可摘星辰
不敢高声語
恐驚天上人
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
危楼 高きこと百尺
手づから星辰を摘むべし
敢へて高声に語らず
恐らくは天上の人を驚かさん
現代語訳
そびえる楼閣は高さ百尺。手を伸ばせば星を摘めそうだ。大きな声では話すまい、天上の人を驚かせてしまいそうだから。
原文と書き下し文の対照
危楼高百尺 ― 危楼 高きこと百尺
手可摘星辰 ― 手づから星辰を摘むべし
不敢高声語 ― 敢へて高声に語らず
恐驚天上人 ― 恐らくは天上の人を驚かさん
鑑賞
そびえる楼閣は高さ百尺。その気配が、短く残ります。
日本で親しまれる理由
「恐驚天上人」。手をのばせば、星に届きそうな夜。
語句
- 危楼
- 「危楼」——詩の情景を支える語
- 高百
- 「高百」——詩の情景を支える語
- 手可
- 「手可」——詩の情景を支える語
作者
李白の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
李白(盛唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。