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かい夏意

蘇舜欽|北宋|七言絶句

別院深深夏簟清
石榴開遍透簾明
樹陰満地日当午
夢覚流鶯時一声
詩

※日本で一般に読まれている本文によります。

書き下し文

別院 深深として夏簟かてん清し

石榴 開き遍くして簾を透りて明らかなり

樹陰 地に満ちて日 午に当たる

夢覚むれば流鶯 時に一声

現代語訳

奥まった離れは静かで、夏の竹の敷物はひんやり。ざくろの花が咲きそろい、すだれ越しにも明るい。木陰が地面いっぱいに広がる真昼、夢から覚めると鶯のひと声。

原文と書き下し文の対照

別院深深夏簟清 ― 別院 深深として夏簟清し
石榴開遍透簾明 ― 石榴 開き遍くして簾を透りて明らかなり
樹陰満地日当午 ― 樹陰 地に満ちて日 午に当たる
夢覚流鶯時一声 ― 夢覚むれば流鶯 時に一声

鑑賞

奥まった離れは静かで、夏の竹の敷物はひんやり。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。

日本で親しまれる理由

「夢覚流鶯時一声」。真昼の木陰で目覚めると、鶯のひと声。

語句

夏簟
「夏簟」——詩の情景を支える語
別院
「別院」——詩の情景を支える語
深深
「深深」——詩の情景を支える語

作者

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作られた背景

蘇舜欽(北宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。

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