ちょうあんしゅうぼう長安秋望
楼倚霜樹外
鏡天無一毫
南山与秋色
気勢両相高
鏡天無一毫
南山与秋色
気勢両相高
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
楼は倚る 霜樹の外
鏡天 一毫無し
南山と秋色と
気勢 両つながら相高し
現代語訳
高楼は霜に染まった木々の向こうにそびえ、鏡のような空には雲ひとすじない。南山と秋の気配が、その気高さを競いあっている。
原文と書き下し文の対照
楼倚霜樹外 ― 楼は倚る 霜樹の外
鏡天無一毫 ― 鏡天 一毫無し
南山与秋色 ― 南山と秋色と
気勢両相高 ― 気勢 両つながら相高し
鑑賞
高楼は霜に染まった木々の向こうにそびえ、鏡のような空には雲ひとすじない。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「気勢両相高」。雲ひとつない空、山と秋が高さを競う。
語句
- 一毫
- 「一毫」——詩の情景を支える語
- 楼倚
- 「楼倚」——詩の情景を支える語
- 霜樹
- 「霜樹」——詩の情景を支える語
作者
杜牧の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
杜牧(晩唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。